全年齢向けにして成功したギャルゲーを紹介する

制作元は

アルケミストが担当

のーふぇいと! という何気にやってみたら実は面白かった、というゲームを制作したのは『株式会社アルケミスト』だ。現在は自己破産によって残念ながら倒産してしまった、日本のゲーム制作を行っていた企業となっている。元々はゲーム販売店『ベイ・クリスタル』だったものが社名を変更し、事業方針をゲーム制作へと転換したことからが始まりとなっています。その後の方針としては、自社でゲーム制作をすると共に、元はPCゲームで成人向けのギャルゲーを家庭用コンシューマーゲームでプレイできるよう、全年齢向けに移植して販売を行っていました。

アルケミストは決してお世辞にも大手企業というようなところではありませんでしたが、かつては同人ゲームだった『ひぐらしのなく頃に』をコンシューマーゲームへと移植してヒットを記録した。一時期の売上は13億円以上にも及ぶ。そんな企業でも簡単に潰れてしまうのか、と思うでしょうが、元々自転車操業で過去に開発したゲームソフトなどの負担が抱えきれないくらいに増大したこと、さらに車内を代表するヒット作が登場しないなどして資金繰りに難をきたしたためでもある。

この話、実のところは何も珍しくない。今ではギャルゲーを制作すれば一儲けできる、なんてところはほとんどありません。ドル箱的に扱っていた企業もありそうですが、それらの均衡が崩れてしまい、存続も出来なくなるほど追い込まれてい、あるいは赤字覚悟でゲームを制作しているところなどが多いのでしょう。

のーふぇいと! という隠れた名作を発表していながらも、その結末はやはり行き着くところへ行き着いてしまったようだ。

制作会社が軒並み倒産する中で

ゲーム制作をしていた会社が倒産する話は頻繁に耳にする。聞いたことがある企業はもちろん、こんな会社あったんだというところまで、今は変なブームメント的に倒産している企業が多い。それはなぜかと理由を考えてみる、やはりゲームをするものとして使用する媒体が切り替わってしまったことが原因だ。今では家庭用ゲーム機ではなく、スマホなどを使用した携帯ゲームが最先端となっている。それはそれで色々問題も多いですが、売上を記録している点を考慮するとやむなしという部分もある。

ただアルケミストのように、家庭用ゲーム機へ移植して成功し、それを繰り返している制作会社も、考えようによっては短命だ。移植ゲームとして発売してヒットすればまだ明るい話題ですが、成功しない場合は悲惨なことになる。言うまでもないが、アルケミストのように倒産の憂き目に晒されているところは今でも多くありそうだ。

ギャルゲー中心に

アルケミストのようにギャルゲー、つまり女の子と恋愛するゲームを多数発売してヒットするところは多い。しかしそればかりではヒット作が必ずしも出てくるとは限りません、一作品だけでなく、その後の会社経営を安定させるためには、何作品とヒット作を生み出していく必要がある。ギャルゲーでそれを為そうとしたら容易ではありませんが、具体的に超と言えるメガヒットを繰り出したところも一部ではあります。

TYPE-MOON

まず最初に挙げられるのは同人サークルを原点として生まれた言わずと知れた『TYPE-MOON』もその1つだ。ギャルゲー、というと古参のファンに怒られるかもしれませんが、かつて発売されたゲームではそういった描写を含んでいるからだ。それこそ現在まで圧倒的人気を勝ち得ている『Fate/stay night』についても、原作PCゲームは成人向けなのを知らない人は多い。何せ以前勤めていたオタクショップの社員さんも、原作がそういう描写があったかどうかうろ覚えという人もいるほどです。

恐らくこの企業のようなところはまず例外中の例外と言っていいでしょう、それは脚本という物語の全てを生み出した作者本人が創りだした独自の世界が多くの人に影響を及ぼせるだけの才能を持っていた、そういうことになる。

みなとそふと

次いで、『みなとそふと』も成功例の1つだ。この企業も現在まで精力的にギャルゲーを発売しては、その作りこみと多彩な世界観で彩られた作品の数々が人気を呼んでいる。代表作、というよりはありえない豪華さで制作されている『真剣で私に恋しなさい!』などが有名でしょう。他にも『君が主で執事が俺で』などのヒット作に支えられて、今日までに日本のギャルゲーを制作している代表的な企業と言えるでしょう。

key

そしてこちらの企業を挙げなければまず話にならないのが、これまでのギャルゲーを根底から揺るがした『key』だ。ギャルゲーといえば女の子と恋愛することが目的ですが、同社はギャルゲーという概念に『泣けるギャルゲー』ならぬ新たなジャンル開拓に成功した。TYPE-MOONは広い年代に影響を及ぼしていますが、keyはそれまでのギャルゲーに対する考え方を改めさせる役割を担った、業界に新たな黎明を持ち込んだといえます。

アージュ

やはり『アージュ』にも触れておかないと行けないでしょう。こちらの企業もまた成人向け作品を基本として発売しているゲームメーカーですが、内容は女の子と平凡な恋愛をする作品もある中で、恐ろしいほどの展開を呼ぶ名作を作り出している。重厚な世界観と圧倒的なシーンに酔いしれるファンも多く、新規として全年齢向け作品で入ってきたユーザーが、なんとしても成人向けの作品もやりたいと思わせるほどだ。

ただ制作すれば良いだけではない

ギャルゲーを制作すればヒットする、なんて時代は終わりを迎えている。ただプレイして、そういう行けないシーンまで到達すれば、はいっお終いという考え方はプレイヤーの大半が求めていないからだ。加えてただ移植していればヒット作に恵まれる、というものでもない。

人気を博しやすいと思われるかも知れませんが、ギャルゲーにだって人気という尺度が存在していることを忘れてはならない。

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