全年齢向けにして成功したギャルゲーを紹介する

現実と未来、幻想を行き来する物語

物語性として

絆をテーマに物語が展開していくCLANNADもやはり、ストーリーを楽しむことが目的となります。ギャルゲーなので基本的にはヒロインを攻略しつつ、次の物語へと進めていくわけですが、原作は3つの物語で構成されているのも特徴の1つ。最初に主人公とヒロインたちが出会った場所である『学園』から始まり、その後の未来の話となる『AFTER STORY』、やがて現実の時間軸と平行して展開する、物語を大きく左右する『幻想世界』の3つをこなしていきます。

この中で誰もが感動すること間違い無し、それはもう涙流さない人がいたらおかしいだろうと糾弾されかねないレベルなのが、アフターストーリーだ。原作をプレイしていないけど、アニメなら見たという人は知っていると思いますが、もう泣けます。あえて展開などを細かく説明しない、というより知り尽くされているので不要といったほうがいいでしょう。

そもそもアフターストーリーの物語は、メインヒロインの位置づけとなっている『古河渚』との物語になっているので、このキャラとのアフターが見たいというものではないからだ。それについては納得していなければなりませんが、満足できる内容になっているのだけは保証しよう。

原作なんてプレイしたくない、という人でもアニメならすぐに見られる。色々名シーンも多いが、やはりあのシーンについて話す必要がある。

アフターストーリーについて

今作一番の見所といえば、なんといってもアニメ版で放送されたアフターストーリーの物語だ。同作品を知った時、筆者もアニメから入った側なのだが、たまたま見ていたのがこのアフターストーリーからだった。続編なので前作を知らないなりに見ていたが、それでも普通に見られる物語だったので見ていたのだが、中盤以降になってヒロインが死亡し、残された主人公は生まれたばかりの我が子からつらい現実から目を背けるように逃げてしまいます。

それから5年、ずっと音信不通に近い状態で父親としての責任を果たして来なかった主人公が、ある経緯から子どもと旅行をすることになった。その道中で、今まで冷えきった仲だった父の真意と苦しみを知り、更に子どもときちんと向き合ったことによって和解を果たすシーンがある。ここはもうハンカチ無くして見られない、どのオタクもこれを神回と言わないでなんとするか、という意見で満たされている。

和解した後も、帰りの電車で子どもの母がどんな人だったのかを話すシーンで、直視してこなかった最愛の人との別れを思い出して、父と子は二人して涙するシーンは何度見ても泣けます。

一部では

ただ、やはり原作をプレイしている人とアニメだけを見ている人では作品に対しての感想に差が出ている。それは仕方のない事ではあるが、やはりCLANNADがいかに素晴らしい作品かを知るためには、原作を一度しっかりしたほうが良いでしょう。それならば、アニメで消化不良だった部分を補完でき、かつより今作に対する思い入れも強くなるはずだ。

また違ったストーリーが

CLANNADは全年齢向けのギャルゲーとして発売されましたが、同作の外伝に当たる『智代アフター ~It's a Wonderful Life~』については、PC版に関しては成人指定のゲーム作品となっている。ヒロインの1人である智代と主人公とのアフターストーリーとなっていますが、当初では結末に関して賛否両論というには多すぎる批評を受けたと言われている。発表当初こそ、脚本を担当した麻枝さんは自分が書きたい、これこそ真骨頂と言えるような内容になったと自負していましたが、あまりの否定的な意見に長期休暇を申請しなければならないほど、心労に負担が来たと語っている。

また違った内容で楽しめる事には楽しめるのだが、受付なかった人も多く、全年齢向けに脚本に加筆を加えた上でようやく肯定する意見が多くなって、安心を覚えた。

ヒロイン以外のエンディングも

また今作で特徴となっているのが、主人公がヒロインたちとのエンディングを迎える以外にも、原作には様々なエンディングが用意されている。それこそ全く関係ない、主人公との悪友と結ばれるというありねえないエンディングや、ヒロインの父親たちと共に野球をするエンディングといったものなどが用意されている。

シリアスで泣ける作品ではありますが、その分だけギャグパートもとにかくぶっ飛んだ内容となっている。その部分だけはアニメで忠実に、面白いくらい表現できているのでまた別の意味で視聴しておきたい作品となっています。

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